東京都・山の手の骨太町屋




土佐漆喰塗りの大壁に
いぶし銀平瓦と水切り瓦張り
 幾筋もの細い川が湾に流れ込む東京の市街地は坂が多く、起伏に富んだ地形と町並みが江戸時代から今に引き継がれています。

 骨太の丈夫な家を目指して数年前から取り組んだ山の手の現代町屋が、2009年秋に完成しました。

土佐漆喰塗りの外壁にはいぶし銀の平瓦とかわいい水切り瓦を張り、火と雨に備えています。

 室内は柱・梁を見せる真壁造りで、檜・欅・栗・赤松・山桜・桂・桐・タモ・秋田杉・屋久杉・青森ヒバ・イチイ・サワラなどの材木が適材適所に配られて様々な表情を見せてくれます。

 竹小舞土壁下地に漆喰や色土を塗って仕上げられた壁は、静かな落ち着いた空間を作り出しています。

 きっと10年くらい経ったら素材がしっくりと馴染んできて、もっと味わい深い家になってくれるはずです。





ギャラリーの壁は白土引き摺り仕上げ、
天井は漆喰塗り





黄土大津磨き壁の階段は桂(段板)と山桜(手摺)






漆塗り仕上げの欅材大黒柱と柿渋塗りの赤松小屋梁