安曇野市・山の家


焼き杉壁上部のベランダの支える地松


 北アルプス常念岳の登山口に近い、標高1200mの安曇平西山斜面に建つ家です。
 03年より計画を始め、今年の夏に一期工事を終了して山での生活が始まりました。

 30度勾配の土地、積雪、低温、湧水など、厳しい条件はありますが、窓やベランダから眺める安曇平の眺め、新緑や紅葉、雲の動き、満天の星、猿や熊の生態などから、大いなる「気」をもらう環境でもあります。
 敷地内に自生していたアカマツは乾かして松梁となり、須坂市から運んだ赤土は寝かせて壁となり、関東と信州の職人衆のリレー工事で一つの形となりました。納得できる素材と工法の選択を実行し続けるために、関係者との間で生まれる幾多の対立も、自然環境のなかで正しく評価され、代々の住み手の記憶となって残っていくことが想像できる仕事となりました。



松や雑木、萩や薄に囲まれた建物





玄関階段から周囲の山を見る




玄関ホールに差し込む朝日





安曇平の朝




安曇平の夜