東京都・築46年の耐震補強 

 緊急性を要する築46年の木造住宅耐震補強工事が終了しました。規模を変えず主たる構造部材を残しながら耐震性能を上げ、これからも長く住み続けられるようにプランを変え、内外装を直しました。無垢の木を使った木造軸組構造の家は、内部空間の変更時にも対応がしやすく、腐れや割れが生じた部材以外はほとんどそのまま残して使うことができました。長寿命の家を考える際に、接着剤に頼らない材料と構法の選択がやはり大事な要素であることを再認識した工事でした。 小さな建物ですが、地域の景観の一要素として人々の記憶に残っているのでしょう。同じ場所でリニュウアルした蔵のような住宅を、街行く人が眺めていきます。住み続ける意志さえあれば、方法はいろいろとあるものです。今後また数十年間、この町の景色としてあり続けてほしいと願います。






全面土佐漆喰鎧仕上げの外壁








浴室は香りのいい高野槙の風呂桶です







風と光が抜ける2階の茶の間とベランダ



窓やベランダには木製格子付