柏市・ロングハウス



車椅子で無理なく部屋に
上がれるように設けられたスロープ

 利根川を挟んで茨城県と接する千葉県北部には、ところどころにのどかな農村の風景が残っています。

 屋敷林に囲まれた農家は、母屋・蔵・物置・車庫・井戸・家畜小屋と門や広い庭が一つの家の単位で、建物の一つ一つが大事な役割を果たしてきました。

 大規模な区画整理事業によって旧家屋の取り壊しと換地への新築工事の求めに応じて始まったこの家は、2009年秋に車庫と母屋が完成し、現在は塀・門・庭などの工事が進められ屋敷としての景観を整えつつあります。

 東西に長く伸びた二階建ての母屋には、夫婦・年寄り・子供達6人が日当たりの良い部屋で生活を始めています。今後このすまいが幾代か住み継がれていくことで、家族の基点となっていくことを願わずにはいられません。





玄関回りの室内の建具は杉の細かい格子戸で統一されています





玄関脇の小座敷は仏間も兼ねて
接客など多目的に使用されます





広めの廊下と引き戸の幅は
車椅子での移動を考えて決められました