千葉県君津市 築60年の民家の増改築 
 

この度、住宅医ネットワークにて詳細調査(2010年
9月1日)を行い、長期優良住宅先導事業に参加した
千葉県君津市M邸の増改築工事が完成しました。

 築60年の母屋の屋根を元の寄棟に修景し、加え
て温熱環境を改善しました。また40年前の在来工法
増築部を解体し、エキスパンとしての廊下を介して、ど
っしりとした木組みと竹小舞土壁の家を新たに増築し
ました。

敷地に建つ建物全体となじんだ風景になるとともに、
増築部との奥行きのあるつながりがとても気持ちの
よい住宅になりました。

時代と共に家づくりの建築材料や工法は変化します。
また、住まいの器に求められる性能もより高いものに
なりつつあります。

この仕事では、これまで続けてきた木と土と紙を使っ
た伝統的な工法の家づくりを変えずに、屋敷全体の
景観を修復し、かつ室内音熱環境を向上させることが
テーマでした。

築60年を経た母屋は内外共に房総の民家の格式を
備えています。これからも末永く使い続けたいと希望
する住み手の家族に応えるためには、何が必要かを
考え実行することが求められます。

改修工事の面白さもこの点にあります。


改修前の住居全景


改修後の母屋と増築住居




温熱環境を改善した母屋室内




檜材し漆喰で仕上げた増築部分




母屋と増築部分のエキスパンション