東京都・方形屋根の家

 1990年竣工のこの家は、建物本体の外壁を土佐漆喰鎧仕上げで仕上げ、敷地に沿った外周を黄土のハンダで土塀風の囲ったもので、構造材・造作材・板材共に青森ヒバ材で造りました。
 17年間の間に、軒の出も短く日の当たらない北側外壁は漆喰特有の黒カビの発生が見られたため、共材を上塗りして補修しました。雨には強い土佐漆喰ではありますが、やはり軒の出を深くした壁は汚れも付かず綺麗な状態を保っています。土塀風に厚塗りで仕上げたハンダ壁は、天然洗い出し状態の壁になりながらも剥離はありません。外部に面したヒバ材は、風雨にさらされて銀鼠色に変化していますが、腐れ等の発生は見られません。
 自然素材の家の経年変化は10年間位までは変化が続き、その後は落ち着いた、いい味わいを出しています。



黄色の土塀と白い土佐漆喰の対比




軒の出1mの方形屋根





黄土土塀風のハンダ塗り壁





食卓・椅子・食器棚ともヒバ材