相模原市・土間のある民家









連続した障子を上げた夜景
 1999年に竣工したこの家のプランは、土間と板の間と畳の間からなるシンプルな田の字型です。

 土間は、薪ストーブが焚かれ、玄関として、接客や食事の場として、あるいは作業の空間として、使用目的を選ばない多目的に使われています。

 木製デッキを外に張り出した居間と考えるなら、土間は内に取り込んだ庭であるともいえます。

 粘土と石灰と苦汁を混ぜて叩いた土間は、板や畳などと比べて粗野な仕上げであることが、住む人の精神的な開放感につながる要素となっているのかも知れません。

 尺角のトガサワラ材を用いて柱・梁を組み、融通の利く間取りを備えたこの家は、間違いなく代を重ねて住み継がれていくはずです。




8年の歳月で風格の増した妻壁




囲炉裏のある板の間




大戸をくぐり土間に入る