東京都・多重アール屋根の家

 左官工事の可能性を求めて、珪藻土土葺き屋根断熱工法・木小舞下地荒壁塗り工法・漆喰塗り土間工法などを新規に試み、土佐漆喰鎧・土佐漆喰黄土ハンダ・土佐漆喰磨きなどの外壁仕上げを組み合わせて表現した住宅です。
 南北に長い敷地に光と風を通すために採用した、ガルバリウム製の多重屋根が特徴の家です。軒の出が深いことで外壁塗り壁の汚れが今でもほとんど見られず、屋根形と仕上げ材の色合いが作り出すモダンな印象は建築当時のままです。青森ヒバを原木で仕入れることで、構造材・造作材・板材全てを総ヒバ材でまとめた最後の家となりました。1996年に竣工した住宅です。
 



黄土ハンダとヒバ材羽目板

 



多重アール屋根と大壁の外観




玄関上部は丸窓付の土佐漆喰磨き壁



黄土入り漆喰土間と栃の食卓