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 2007/05/07 水盛り遣り方を行う
■ 現場リポート

東京都三鷹市で、Tさんの住いの建築工事が始まりました。
このコーナーでは、当事務所の仕事の進め方を知っていただくために、工事の工程を進行順に説明していきたいと思います。なお、竣工は2007年10月を予定しています。





建物位置を出す地縄張りの作業


 建物の位置を定め、基準となる水平面を出して、基準となる線を表示する仮設物を設ける作業を水盛り遣り方と言います。

 土地の使い方や敷地の高低の基準を決めてしまうとても重要作業なので、建て主の家族には必ず確認していただきます。

 建物の外周の中心線を結んで縄を張り位置を出して、水杭と呼ぶ細い杭を打ち込み、水平線を表す水貫と呼ぶ板を打ち付けます。

 現在は、トランシットやレベルなどの精密光学器械を使いますが、以前は水を入れたタンクにホースを繋いで、タンクの中の水の水位とホース先端のガラス管の水位が等しくなる原理を用いた、水盛り器と呼ばれる道具をつかっていました。
 
 また、直角も三辺の長さを3・4・5にして作った、大矩(おおがね)と呼ばれる大定規を使っていました。

 時間はかかりますが、それなりの精度を出すことはできます。

 どんな場所でも始められ、簡単な道具でも仕事になるローテックな技は忘れるべきではありません。



赤外線レベルと受信機を使って一定高さを測ります




水杭に基礎天端から10cm上がりに水貫を一周取り付けます



曲尺・墨刺を使って柱・壁の中心線を示す芯墨を記入します